モーニングで人気のパン・オ・ルヴァンとはどういう店舗?
パン屋巡り第1回目の今回は、熊本市東区にあるパンオルヴァンというパン屋さんに行ってきました。
パンオルヴァンは口コミの評価が高いパン屋です。クチコミの中には熊本で1番のパン屋だという主張があるくらいです。これは期待が高まりますね。
そんなパン屋さんを私が放っておくはずがなく、早速パンオルヴァンへ向かいました。
店内には広いイートインスペースがあり、モーニングの時間(平日 8:00~11:00、土日祝 7:30~11:00)にあるパン食べ放題コースが人気です。焼きたてパンに自家製スープやドリンク、サラダも付いてくるので、とてもお得なコースとなっています。
パンオルヴァンはモーニングに人が賑わうパン屋です。
パンオルヴァンには個性溢れるパンが多数
流石口コミで大人気のパン屋さんです。店内はそこまで広くないのですが、商品は豊富な品揃えとなっています。
パンオルヴァンのパンは有名なハードパンなどのオーソドックスなパンだけではなく、独自のアイディアから生まれたパンも置いてあります。中には目を見張るような姿形をしたパン達も存在します。私が店内でパンを選んでいると、驚きやどんな味のパンなのだろうという疑問、美味しそうなど、色々な感情が渦巻いていました。
パンの他にも雑貨やワイン、シャーベットまで売っています。ワインはしっかり保管庫に保存してあり、商品の管理を徹底しているのが分かりました。
パンやオシャレな置物、ワインなど色々なものを置いてあるのに、店内は全くごちゃごちゃして見えません。むしろオシャレなお店と感じます。これぞセンスのなせる技ですね。
イートインスペースは広々としており、カウンター席などもあります。ガラス張りになっており、外が見えて開放感溢れる空間です。
まだまだ残暑が続く日本ですので、シャーベットがあるのは嬉しいです。種類も豊富でアイスクリーム専門店のような感じで売っています。
パン屋さんでありながら他の商品に対してもしっかりとした管理を行い、良質に保たれた商品を提供するという姿勢を見た気がします。
ついパンを研究するために来たのに、シャーベットに手を伸ばしそうになりました。
危ない危ない。
さて、早速購入するパン選びに掛かりましょう。今回私が購入したのは、口コミで有名なハードパンのプレッツェル、ピザパン、ボールパンです。
人気のハードパンを食べた感想
プレッツェル
- もちもちでほんのりとした甘さ
- 形が三日月型で可愛いく、細長いので食べやすい
- 中はグルグルと生地が渦巻いている
- 食感がどっしりと重くないので軽食に最適
- 上に乗っている塩が味変になり、シンプルな味付けにも関わらず飽きない
口コミで評判がいいハードパンということで私の中でハードルが上がっていましたが、このプレッツェルはそのハードルを難なく飛び越えました。
なんといっても生地のもちもち食感が最高です。それから、ほんのりとした甘みもこちらを飽きさせず、ぺろっと食べてしまいました。
ピザパン
- 小さなマルゲリータ
- トマトの酸味と生地の甘みがマッチしている
- 具材にはトマト、チーズ、バジルが乗っていて本格的
- 玉ねぎは入っておらず、玉ねぎ嫌いの方でも食べられる
ピザパンは冷めると少しべちゃっとした食感になるのが気になりました。ソースの汁気があるので、早めに食べるのがおすすめです。
私の好みでは、生地の部分がもっと厚いともちもち食感がさらに上がって最高でした。
ボールパン
- 外側はクロワッサン生地のようにパリパリしている
- 中にナッツ系の茶色くて甘いクリームが入っており、控えめなナッツ系の味と甘さが際立つ
- お焦げが美味しい
ついつい買ってしまいました。ボールのような珍しい見た目でスルーは出来ませんでした…。
パンオルヴァンのパンが人気な理由
パンオルヴァンのパンは酵母から拘っており、ルヴァン種というあまり聞き覚えのない酵母を使っていらっしゃいます。
酵母って何でしょう?
酵母とは、パンを発酵させて膨らませる役割や風味付けなどに使われるものです。様々な種類があり、ホシノ酵母などがオーソドックスな酵母です。
酵母は生きているので、温度管理や湿度管理などの環境を整えなければ上手く働いてくれません。さらに、酵母は一定の品質を保つのにかなり苦労します。
もしパン作りを始めたいという方がいらっしゃいましたら、最初から酵母を使うのは失敗しやすいのでインスタントドライイーストから使ってみましょう。慣れてきたら、いろいろな酵母を試してみてください。レーズンやりんごなどを原料に作る酵母などもあり、色々な風味が楽しめます。
ルヴァン種とは
パンオルヴァンではルヴァン種という天然酵母を手作りして使っています。
ルヴァン種について詳しく書いている記事があったので、引用させていただきました。
フランスでは自然界に存在する野生酵母を培養した種(ルヴァン種)によって作られる伝統的な製法によるパンを総称します。
フランスではルヴァン種を使ったパンに、パン・オ・ルヴァンの特徴としては、独特の酸味、モチモチした食感、皮(クラスト)が厚くなります。
引用元:おいしいパンの百科事典
確かに、パンオルヴァンのパンはもちもちとした食感のパンが多いです。その元となったのは酵母だったんですね。
酵母はパンの発酵を行いパンを膨らませる役割があるので、パンの食感を決める重要な存在です。
自家製天然酵母は風味や味、食感を豊かにしますが、その分管理が大変です。
つまり、パンオルヴァンはパンの美味しさのために苦労を惜しまないお店ということです。
パンオルヴァン(熊本市小峯)へのアクセス
住所
- 〒862-0933 熊本県熊本市東区小峯2-2-110
私はパンオルヴァンへバスで行きました。でも、降りたバス停からパンオルヴァンまでは徒歩で約10分。しかも上り坂です。秋とはいえ29℃の残暑の中体を動かすと汗ばみました。
パンオルヴァンの目の前に駐車場や自転車置き場があるので、車や自転車だとアクセスしやすいです。
私はよく自転車でパン屋巡りをするので、自転車置き場があるのは有難いです。
営業時間
- 定休日:水曜日
- 平日:8:00~19:30
- 休日:7:30~19:00
パンオルヴァン(熊本市小峯)のまとめ
それでは、パンオルヴァンについてまとめていきます。
- 店内がオシャレでイートインスペースがあり、モーニングが人気
- パン・オルヴァンのパンはオーソドックスなパンから独自性が強いパンまで種類が豊富
- ハードパンが有名
- パンの生地はルヴァン種という酵母を使っているためもちもち食感
- 車や自転車でアクセスしやすい
パンオルヴァンは、酵母にこだわって作られたもちもち食感のパンや、オリジナリティ溢れるパン、店内のオシャレな雰囲気が評価に繋がったんですね。
私もこんなオシャレな空間で、モーニング時間にくつろいでみたいと強く感じました。
パンだけではなく、パンオルヴァンの店内にもそのお店の個性が出ていることがリピーターなどのお客さんに来店してもらう鍵なのだと実感しました。
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