脇見恐怖症とはどんな症状? 改善できる?

脇見恐怖症とはどんな症状なのか、知らないという方も多いのではないかと思います。

症状を知らないと対処もなかなか難しくなります。

逆に脇見恐怖症とは何なのかを知れば、自分なりの対処法が見えてくることがあります。

脇見恐怖症の症状は簡単に言うと自分の周りの人が気になって、つい視線を向けてしまうというものです。

これだけ書いてもなんのこっちゃ分かりませんね。

そこで詳しく脇見恐怖症についてまとめてみました。

今回の記事はこんな方におすすめです。

脇見恐怖症とはどんな症状なのか?

脇見恐怖症は対人恐怖症の一種です。その中でも視線恐怖症に分類されます。

脇見恐怖症の症状は視界に入った人や近くの人を意識して見てしまうというものです。

｢見てしまう｣というのがポイントで、好きで見ている訳ではなく、自分の意思に関係なく見てしまいます。

分かりやすい例としては、あなたの前に怖い人が現れた時に心の中で見ちゃダメと考えるほど意識が怖い人に向いてしまう感じです。

してはいけないことを意識しすぎてしまうんだね

脇見恐怖症にかかると自分の行動にも極端に意識するようになります。

これは他の人に良く思われたい、変に思われたらどうしようと考えているからです。そうすると、だんだん自分がどう見られているのか極端に気にするような癖がつき、周りを過剰に意識してしまうのです。

脇見恐怖症の効果的な治療法は認知行動療法や森田療法だといわれています。

森田療法では、症状の克服にはその症状を受け止めたり、開き直ることが効果的です。

認知行動療法では、事実をありのままに受け止めて頭の中で余計な解釈をせず、不安が大きくならないように習慣づけます。

治療は急な解決を目指していきなりハードルの高い行動をとると身体や心がびっくりしてしまいます。なのでゆっくりと身体と心を慣らすように小さなことから段々と行動を積み上げていくことをイメージしましょう。

また、考え方を変えたり目的を見つけて行動すると軽減することもあります。

メンタルクリニックなどの精神科で抗不安薬や抗うつ薬を内服してもらうことも一つの手だと考えましょう。

脇見恐怖症は薬だけでは克服できないと言われています。

しかしどうにもならない現状を緩和したり、克服の足がかりにすることは可能です。

自分の症状や心の状態を話してアドバイスを貰うカウンセリングも孤独感を消してくれるので心に余裕が生まれやすくなります。

脇見恐怖症の症状は皆さんほとんど同じです。

しかし脇見恐怖症になった原因や考え方、行動、環境は違ってきます。

なので、これをすれば治るよということは言えないのが現状です。

あえて言うなら、自分の心に耳をすまして自分のことを知るのが克服の近道です。

一歩ずつゆっくり

脇見恐怖症とはどんな症状があるのか、話してきました。

まとめると、

脇見恐怖症は不治の病だとよく聞きます。

しかし、段々と症状が軽減している私にとって脇見恐怖症は克服できるものじゃないかと考えています。

長い人生を生きたとは言えませんが、様々な経験はしてきました。

辛いこともあったし、無力だと思ったことは何度もあります。しかし、行動することで得られた経験や記憶は、脇見恐怖症の克服に間違いなく助力してくれます。